Hallow Swallow

Categorie : 雑感

YEAH YEAH YEAHS / Fever To Tell

 ガレージってやつです。しかし本人たちはアート・パンクを自称しております。何それって感じですね、全然意味ワカンネェ。

 ヴォーカルのカレンちゅ女性のビジュアルが、何か楠田枝里子っぽい気がする。なんで、アタシは勝手にエリコと読んでる。別にあんま似てない気もするが、まぁ、イイじゃないかブラジル。

 後はギターとドラムの男が二人いる。ベースが居ないのがガレージの流行らしい。エリコ、両手開いてるんだからなんか楽器やればイイジャン? とか思うのは素人の浅はかさ。ベースなんて弦が4本しかない、ギターの成り損ないみたいな楽器はアートじゃ無いのです。したがって、エリコはそんな楽器触りません。

 完全パンクマニュアルによると、パンクバンドにおいてはベースは一番人気っつーか、最重要パートで、他は賑やかし程度の役割らしいですが、エリコのバンドはアート・パンクなので、ピストルズに憧れてるようなそこらのパンクバンドとは次元が違うのです。アートですから。

 日本国内盤はバンド名が『ヤー・ヤー・ヤーズ』って書かれてて、知らない人が見たら凡そアートなんて言葉からはかけ離れた印象を持つだろうけどね。


 で、バカと天才は紙一重と言いますが、このバンドのカッコ良さってのもそんなギリギリの所にある気がするのよね。ピカソの絵と子供の落書きの境界みたいな? そもそも自分らをアートと言ってしまった、或いは言われてしまった時点で、ある種失笑物ですからね。おまえは漫画芸術家かと。

 で正直アタシにゃ彼らのカッコ良さは理解できんかった。『MAPSを聴かせる為にこのアルバムを作った』ってどこかでコメントしてたらしいけど、なる程、確かにMAPSは良い曲だった。でもさー、他はちょとなー。ギターフレーズとか、良いなと思える部分はある物の、如何せんエリコのヴォーカルがエキセントリック過ぎ。4曲目のTickなんて、笑わずにはいられない面白さでしたよ。っちゅか、笑わそうとしてるのかしら?

Post a Comment

:
:
:
:

Trackback on "YEAH YEAH YEAHS / Fever To Tell"

Trackback URL: