Hallow Swallow

Categorie : 雑感

UNDERGROUND SEARCHLIE / スケキヨ・アオヌマシズマ

 まだオーケンが筋少のオーケンだった頃にやったソロプロジェクト、それがUNDERGROUND SEARCHLIE。スケキヨとアオヌマシズマと言う2枚のミニアルバムを出しました。

 オーケンは言いました。周りのヤツラが売れる曲書けって五月蝿いから、絶対売れないアルバムを作ってやった、と。いや、貴方ゴーゴー蟲娘の時もそんな事いってたじゃないですか。

 君は千手観音、横隔膜節、埼玉ゴズニーランド、頑張ったがダメ、これが私の登山口。幾つかタイトルを並べて見た。ダメだコリャ。しかし、このタイトルを見ただけで分かるダメさ加減が、オーケン好きには堪らないのである。逆に言えば、このアルバムはオーケンが好きな人以外が聴いても、あまり意味は無いのであります。ちょっとはあるかも知らんが。

 このアルバムは1998年発売で極少量の限定生産の筈なのに、今でもアマゾンでフツーに買えたりするからアラ不思議。この頃オーケンはエレカシの宮本氏とテポドンがお気に入りで、ラジオでアシスタントをやっていたグラビア系演歌歌手の林あさ美に「次の曲のタイトルはテポドンにしなよ」としきりに勧めていた記憶がある。因みに、林あさ美のデビュー曲はバカ演歌として有名な「つんつん津軽」。


 アルバムのタイトルになっているスケキヨとアオヌマシズマってのは、横溝正史の「犬神家の一族」に登場するキャラクターの名前なのだが、この名前を拝借するにあたって、オーケンが横溝正史の息子である横溝亮一氏にお伺いを立てた所、快い返事と共に「犬神家の一族の音楽化に際して」という非常に真面目なコメントが添えられてきたというエピソードが。

 歌詞カードの裏にはその横溝氏のコメントと共に、オーケンのお詫びコメントが載ってます。

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