Hallow Swallow

Categorie : 雑感

GO!GO!7188 / 竜舌蘭

 パンキッシュなメロディの中に感じる、大衆音楽が歌謡曲と呼ばれていた頃を彷彿とさせる、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気。コンセプトに「和」を掲げ、歌詞に英語は使いません。

 ヴォーカルは椎名林檎っぽいし、若干通じる部分はあるけれど、音楽性だとか、プロモーションの方向だとか、エロ度だとか、そゆのひっくるめたスタイルにはかなり違いがあると思う。その違いが両者の知名度の差に繋がっているかどうかは、あたしゃ知らんが。


 やり過ぎなくらいにコンセプト面が強調されていた3rdの鬣から、ゆうとアッコのソロワークを経て登場した4thの竜舌蘭では、前作から一転、とまでは行かないけれど0.5転くらいした素直で骨太なバンドサウンドを展開。そして、そのおかげで賛否両論の物議を醸したり。アタシは鬣も竜舌蘭もどっちも良いと思うけど、どっちか1枚っちゅーたらコイツを推すね。

 感覚的には、鬣がカーブなら、竜舌蘭は高速スライダーみたいな? 個人的にこのバンドでストレートは無いと思う。必ず、絶対どっか捻くれてる。そして、その捻くれてるところが魅力なワケで。

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